Colisa lalia 雄
写真提供:オオツカ熱帯魚
Colisa lalia 雌
分 布 | インド、バングラディッシュ |
サイズ | 5センチ |
水 温 | 23-27℃ |
水 質 | 6.0-7.5 |
水 槽 | 45cm以上 |
飼育法 | 非常に美しい小型のグラミィで、古くから親しまれる人気の熱帯魚である。特に成熟した雄の美しさは見事で、一目で雄とわかるほどの鮮やかな発色を伴う。 東南アジアで養殖された個体が安価で出回っており、丈夫で飼い易いことから初心者でも楽しめる魚と言える。 現地では水草の茂った緩い流れなどに生息している為、強い水流は好まず、上部式フィルターの落としこみなど、水流を調節してやる必要がある。 小さい割りに縄張りを主張することもあるので、水槽内には水草を植えて隠れ家を作ってやるとよい。 協調性はあるが、あまり騒々しい種との混泳は避ける。 特に鰭を齧るスマトラなどの魚とは絶対に禁物である。 餌は何でもよく食べるが、イトメやアカムシを与えてやると繁殖を楽しめる。 本種キノボリウオ亜目の魚の特徴として、よく発達した上鰓器官をもつ。その為、水中の溶存酸素量が少ない環境下でも生息できる。 近年では美しさを追求する為か、ホルモン剤を投与された個体などが相次ぎ、短命化、奇形化などの寂しい話も聞かれる。 |
繁殖法 | 本種の特徴は気泡を吐いて集め、泡でできた巣(泡巣、バブルネスト)をつくって産卵する繁殖行動である。 ウォータースプライトやウォーターファンなどの浮き草を浮かべておくと、やがて泡巣をつくる。 泡巣が完成すると雄は雌に求愛行動を見せ、産卵が始まる。卵の数は多く、50~200個。 1~2日で孵化するので、インフゾリアや卵黄を与える。その後4~5日でブラインシュリンプを捕食出来るようになる。 |