写真提供:オオツカ熱帯魚

パピリオクロミス・ラミレジィ
学名
Papiliochromis ramirezi
分布ベネズエラのオリノコ川支流のメタ川
サイズ 5センチ
水温25-28℃
水質5.0-6.5
水槽30cm以上
飼育法ドワーフシクリッドと呼ばれる魚たちの一種で、東南アジアやヨーロッパで養殖されたものが輸入されている。
産地により名前も様々で、【ドイツラム】【オランダラム】【香港ラム】などと呼ばれることもある。
ペア飼いなら30cm水槽から始められるが、それには仲の良いという条件が付く。
圧倒的に弱酸性の軟水を好む為、弱アルカリ性である日本の水道水を用いるには、浄水器などによる軟水化が必須である。
また水質悪化に弱く水温も高めを好む為、水質管理に慣れた中級者向けの魚である。
水槽には隠れ家にもなる、エキノオドルス類、アルテルナンテラ類、ミクロソリウムなどの水草を植える。
餌は何でもよく食べるが、配合飼料と共に、アカムシなどバランスよく与える。
混泳に関しては本種ペアのみに留め、残餌処理にはオトシンクルスなどを入れる。騒々しいコミュニティ水槽での飼育では、良い結果は生まれない。
繫殖法本種の魅力の一つは繁殖であろう。
平らな石を好んで産卵床とするので、水草の間などに置いてやると良い。
pH6.0前後の弱酸性で亜硝酸値の低い水質がよく、条件の整ったペアならば産卵を始める。
卵は3~4日で孵化し、さらに3~4日で親魚の周りを泳ぐようになる。
泳ぎだしたら餌を与えるようにする