写真提供:オオツカ熱帯魚

エンゼルフィッシュ
学名
Pterophyllum scalare
Pterophyllum altum
Pterophyllum dumerilii
Pterophyllum leopoldi
分布 アマゾン川流域(ネグロ川、オリノコ川)
サイズ  12~25センチ
水温 25-27℃
水質6.0-7.5
水槽60cm以上(altumの場合は高さ60cm幅90cm以上推奨)
飼育法 最もポピュラーな熱帯魚の一つ。グッピーと並ぶ熱帯魚の代名詞的なシクリッドである。
現在市場に流通しているほとんどが、スカラレエンゼル(Pterophyllum scalare)を元にした改良品種で、その姿かたちには様々なバリエーションがある。
アマゾン川流域を中心とした南アメリカ北部に分布し、水の流れがあまりない水域に生息する。
食性はシクリッドらしく肉食で、普段は貝類、甲殻類、魚卵、小魚などを捕食する。
多くの人がコミュニティタンクでの混泳に踏み切るが、当然のことながら口に入るサイズの魚・卵は捕食されてしまうので注意が必要。
ターゲットとならない魚種で、愛称が悪いのは鰭をかじる『スマトラ』が有名だが、動きの活発な種との愛称も非常に悪く、ストレスから衰弱死してしまうケースもある。
またプレコ(夜行性の種も含む)とのトラブルも聞かれる為、エンゼルフィッシュ本来の優雅な姿を堪能するには同種のみ、もしくは生活域が重ならな温和な種との混泳を心がける。
餌は何でもよく食べるので、配合飼料を中心に時々冷凍アカムシなど動物質の餌を与える。
餌の量と糞は比例するので水質管理には十分に注意する。くれぐれも小型魚を飼う感覚で飼わないこと。
病気 エンゼルフィッシュで最も多い病気が「エンゼル病」である。
・鰭をたたんでいる
・鰭の先が溶けている
・目が濁っている
・呼吸が異常に荒い
・水槽面に寄ってこない
このような症状の個体はエンゼル病である確率が高く、必ずトリートメントで様子を見るようにする。
すぐに死んでしまうのはこういった理由が考えられる。